三島村へゆく、<2019-2020>年末年始紀行 その1

ツーリング

2019年12月26日

三島村、それは鹿児島県は薩摩半島の南沖に位置する村。その名の通り、黒島・硫黄島・竹島の3島で構成されている。

はたして、どれだけの方がその存在を知っているものなのだろうか。各島の名前を見ると、黒島は八重山諸島、硫黄島は小笠原諸島、竹島は日本海と、有名な島と同名である故にパッとしないことは否めない。

そんな三島村に行きたいな、年末年始にかけてセローで駆け出した。

出発は12月26日、まだ世界の暗い午前3時半。平日扱いのため、ETCの深夜割を狙ってのことだ。思いの外、寒さはない。いや、寒いことには寒いが。

無事に4時前にはETCゲートをくぐることができ、東名高速を西へ西へ。

目指すは大阪南港だ、大好きさんふらわあに乗り込むのだ。

最短距離で行こう、伊勢湾岸道から名阪国道経由で目指す。ところが、豊田JCTまで来た時に、何だかそのまま真っ直ぐ行こうと思ってしまい、伊勢湾岸道に曲がり損ねる事態に。ちょっとセローが曲がらなくなってたのかもしれない、仕方がない。

セローだと高速の遠回りよりも最短距離を取りたいので名神経由は遠回りだ。だが、せっかく早起きしたのに名古屋高速経由にしては深夜割の権利が消え、もったいない。

とか何とか考えながらとりあえず名神高速を進んでみたが、やっぱり降りようと思ったは良いが、湖東三山スマートICで降りるというという中途半端なことになった。

夕方からは雨予報なので、それより前に南港に着きたいところだ…

国道307号線を南下し、信楽焼の巨大たぬきに挨拶したら生駒に抜け、大阪に抜ける。

大阪に入ると、小雨がちらつき始める。どうやらこの土地の住人は自転車乗りながら傘をさす習慣があるのか、危ない場面に多く出会す。これは、安全帯の無いアトラクションなんだと危機感を持ち、細心の注意で先へ進んだ。

阪神高速は渋滞気味だ、仕方なくそのまま下道で目指す。あべのハルカスの下は初めて通った、確かに高い。見上げてみると雨の滴がシールドに落ち、視界を遮ってくるのでよく見えない、見上げるのはやめた。

雨具を着る程ではなかったのだが、大阪南港に着く頃にはジャケットはヒタヒタ。船内で一晩干せば乾くだろうが、濡れたライダー程、周りの見る目が痛い存在は無いと思っているので、心して乗船したいところだ。

受付をしたら乗船へ。タンデマーは歩いて乗り込む。いつも思うのだが、荷物の持ち運びなどを考えるとこの別れての乗船は結構面倒くさい。2人乗りで乗り込みたい。スロープを駆け上ると車両降板にバイクはポツリポツリ、GWからは想像もできない空き具合だった。

お世話になるのは2018年に新造船した、「さんふらわあ きりしま」、ピカピカだ。

外に出て出港の時を過ごす、大好きな時間。以前はテープ投げをしたこともあったが、雨だから?季節柄?今回は残念ながら無かったが、離れゆく大阪南港を見ていると、ついつい旅風情に入り浸っていく。

大阪南港出航

港が離れるとお腹の方が主張を始めてきた、入り浸れるのは一瞬だった。腹が減っては何とやら、まずは船内に入りうろうろとする。

乗客のことを考えられてる造りに興奮。プロジェクトマッピングまであった。船内は混み合っていたので、お腹には我慢してもらい、先に大浴場で雨で濡れた身体を温めた。

風呂上がりには、雨のご褒美?で、初めて船内のレストランでバイキングを食すことにした。これが豪華であって、美味しい。

うう、満腹だ。もう、後は寝るしかない。僕は雑魚寝部屋しか取れなかったのだが(後ろの人はレディース部屋のベッドが取れた…)、仕切りとカーテンがあり、プライベート感が演出されている。新しいって凄い。九州への想いを馳せて夢に落ちてゆく。

走行距離:551.7km

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