三島村へゆく、<2019-2020>年末年始紀行 その6

ツーリング

2020年12月31日

朝はホテルの鶏飯定食から始まった。何かとホテルで鶏飯を出すのが流行っているのか、美味しいし好きだから良いのだけども。

食べたら走りに出よう、セローに荷物を載せたら出発。いやぁ、風は強いがいい天気だ。

南下して指宿を目指す、いつもここを通る時は指宿スカイラインを使ってしまうので、今回は海沿いに国道226号線を走る。セローだとスカイラインのアップダウンを気持ち良く進めないのではとも思ったからだ。

「道の駅 喜入」まで来た。それにしても、予報通りかそれ以上に風が異常に強い、波も高いので船は出れなかっただろう。

薩摩半島と言うことで、(大隅半島でも食べたが)さつま芋の焼き芋を食べる。

安納芋はもちろん、紅あずまもめちゃめちゃに美味しい。ついつい、安納芋を買ってしまった。

更に南下する、相変わらず風に煽られながらの走行だ。指宿の町に入ったので、ちょっくら駅に寄り道。なんだか南国チックだ。

駅前のロータリーで”イーブイすき”のマンホールも見つけた。でも実は、マンホールコレクター歴10年の身としては、これ系のマンホールカード向けみたいなのよりも、

こっち系の方がグッとくる。最近の流行りに乗っかったマンホールは何だか品が無いのが多い(失礼)。それはそれでもちろん集めるけど。

指宿を訪れるのは3度目だが、砂風呂に入った事がない。いつも駆け足だからだ。冬は気持ち良さそうだし、せっかくなので探すことにした。観光協会でパンフレットを見ようとしてもいい情報が無かったので、結局ツーリングマップルとGoogleで調べることに。

大きく2つの施設があり、この後の行動を考慮して山川にある、「砂むし温泉・砂湯里」に訪れた。

ここで、友人のペリさんと嬉しい出会いだ。同じ時期に種子島から薩摩半島入りしていることは聞いていた。元々は夜に落ち合う予定だったが、早めの合流としたのだ。連絡をしたら、ちょうど向こうも同じ砂風呂を目指していたところだったので、少し待っていてもらった。

それでは浴衣みたいのに着替え、いざ砂へ。埋まる3人、、、気持ち良いではないか!

海を眺め、身体はポカポカ、時折吹く風が顔に当たってとても心地よい。入って?埋まって?良かった。そして、冬で良かった。

出る時は、内湯の温泉で体に付いた砂を洗い流してサッパリだ。

ここからは、2台編成で走る。薩摩半島2台と3人旅だ。よろしく、ペリ。

まずは、腹を空かせた3人は食べることしか考えられなくなった。ツーリングマップルに載っていた、かつおのたたきが美味しそうな「くり屋」に行ってみたが、生憎のお休み。まあ、大晦日ですし。

日本最南端の有人駅、山川駅が目の前にあったので、ついでに駅に寄ってみた。

しかし、これまた年末年始のために無人!この日の最南端は別の駅だったようだ…。

そんなことよりも、飯だ、飯。道の駅であれば、営業しているだろうと、「道の駅 活お海道」に併設している「市場食堂 鶴の港」へ。

こちらは開いていて、無事にかつおにありつく事ができた。

かつお三昧、刺身にたたきにカツ、どれも美味しくて大満足の3人。

各々、お土産を物色したところで、出発した。

この日、元々落ち合う予定としていたキャンプ場を目指す。年末年始にも営業しているところは少ない。繁忙期価格で少し高めになっているが、前から来てみたかったキャンプ場、「かいもん山麓 ふれあい公園キャンプ場」に早めのチェックインだ。

フリーサイトと悩んだが、2組で1サイトとしてオートサイトを使っても差額は少ないので、そちらをチョイス。フリーサイトは平なところが少なかったというのもある。

テントを立てたら、程よく夕暮れになってきた。2019年最後の夕陽、夕景を拝みに行こうではないか。とりあえず海に出れば良いかと、適当に進んでみたが、ナイスなポイントを見つけた。

文字通りの束の間、着いた瞬間に陽は落ちてしまった、水平線近くに雲があったのだ。しかし、はるか南の地で迎えた日没は感慨深いものだった。

しばし空の色の変化を楽しんだり、のんびりしたり、暗くなるまで堪能した。

2019年最後の夕景

テントに戻る前に買い出しをしていく。これまた大晦日にやっているお店は限られていた。だが、さすがは我らがタイヨー、開いている店舗に流れ込んだ。

だが、翌日の元旦はどこの店舗も開いていないようだ。本来、元旦なんてお店は休んで良い日だと思う。

サイトに戻り、ご飯の準備を進める。

すると、ペリが怪しい料理を作り始めた。蓋の代わりに、テーブルを使っている、どうかしている。

とりあえず何かしら完成したみたいので、乾杯だ。薩摩に乾杯!思えばこれまた遠い地で会ったもんだ。

ペリとは今まで、浜頓別(偶然)・蒜山(偶然)・能登(呼んだら来た)・小豆島(突然来た)・佐渡島(突然来た)と、別に一緒に行こうと計画していたわけではないのに、落ち合っては乾杯を繰り返してきて、今回は薩摩富士の麓ときたもんだ。ほんとに偶然、何も知らずにたまたま前を走っていたこともある。不思議なもんだ。

ちなみに、謎の料理はうまい。料理名はわからないが、トマト缶をうまく使ったようだ。ありがとう。私は代わりに肉を焼いた。

寒くなってきた、薪に火をつける。焚火の時間、冷えてきた空気に暖を放つ。

開聞岳麓の焚火

夜も更けてきた、そろそろ年明けだ。年を越す前に蕎麦を茹で、年越し蕎麦をすすった。温かさが染みる。

カウントダウンはうまくいかなかったが、気付いたら2020年になった。この時は、まさかこのような時代が来るとは夢にも思っていなかったよ。

星空が出た、開聞岳のシルエットと輝く空を楽しんで各々のテントに潜り込んだ。

走行距離:106.8km

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