三島村へゆく、<2019-2020>年末年始紀行 その7

ツーリング

2020年1月1日

元旦の朝、トイレで目が覚めたがまだ暗い。初日の出を見に行くにはちょうど良い時間かもしれないが、面倒だった、寝たい。

寝直しに再びテントに潜り込み、開聞岳の裾野から登る太陽と共に目覚めた。時刻は8時過ぎ、今日も良い天気だ。

まずは朝ごはんを食べる。お餅でも買っておけば良かったかな。

元旦の予定は登山だ。百名山は開聞岳の美しい円錐のてっぺんを目指す。

我々は何年も前から登りたい気持ちはあったが、ペリは山はやらない。前日にどうするか聞いてみると、種子島の寿司屋で一度は登ると良いと聞かされたようで前向きだった。

そうであればいざ登らん!初日の出登山で登ったであろう登山客が下山してくる頃、亀出発で決め込んだ。今年も亀癖は治らないようだ。

支度をして時刻は11時、登山口の2合目までやってきた。遅い。

元旦登山は神津島の天上山以来だ、元旦は何だか気分一新、清々しい気持ちで登れる。

そこそこ歩いたところで案内が見え、まずは3合目かな?と、思ったら2.5合目…ガクンと膝をつきそうになった。

それにしても、真冬だというのに少し歩いただけで暑過ぎる!3人とも汗だくで登る。

ほとんど樹々の中を歩くことになり、展望が無いに等しい。5合目のポイントからはようやく下界を見ることができた。長崎鼻の方面がよく見え、生き返る気持ちだ。

次に視界が開けたのは9合目、西の方面が見えた。海岸線が美しい。

いよいよ山頂が目と鼻の先となった、御嶽神社があったので、思わぬ初詣となった。

最後の登りを登り切り、開聞岳登頂!

時刻は13:30、登山口から参考タイム3時間のところ、約2時間半での登頂だ。みんなライディングブーツで頑張った。と言うか、ペリは普段山に登らないのによく着いてきたと思う。我々は百名山57座目(たぶん)となった。

もちろんここで、お楽しみのご飯の時間だ。バンザイをして喜んだらキングチョコ♪イケダパンのこれにはハマった。この景色と共に食べると、なおうまい!

こう見えて、ちょっとスリリングなところでご飯を食べてました。故に絶景。池田湖もよく見えますね。

開聞岳山頂

休憩もたっぷり取ったところで、下山を開始します。時刻は14:10、モタモタしてたら陽が陰ってしまいます。

下山は特出することはありません、ルートも完全にピストンで、景色ポイントも同じ。

完全にピストンの説明をすると、開聞岳の登山道はグルグルしている。登山口も道も1つだ。このような感じ、赤いのが道だ。

しいて言うのであれば、ペリの歩みが遅くなったことくらいか。怪我が無ければゆっくりでも良い。安全第一で3人で下る。

時刻は16:20、登山口に戻ってきた。下りは2時間10分の道のりとなった。

テントに戻ったら温泉へ向かう。ここで、ペリの様子がおかしい。どうも身体を酷使したようで、しばらく横になると言う。休むのが1番だ、落ち着いたら自分の判断で向かうとのことなので、我々は先に向かうことにした。

少し東へ走ったところで、2020年最初の夕陽を見た。先ほどまであのシルエットのてっぺんにいたと思うと感慨深い。

雲ひとつない空がきれいだ、しばらくマジックタイムを楽しもうとウロウロ。畑道の途中で見事な山容のシルエットを拝むことができた。

西大山駅に少し寄り道し(見出しの写真)、温泉へ。やったきたのは「たまて箱温泉」、ここで駐輪場に停めると見たことのあるBMWのバイクが、ペリだ。どうやら回復したようで、我々がうろついている間に先に到着したようだ。

大露天風呂のあるここは、日中は開聞岳がドーンと見ることができるとのことだが、闇夜ではわからなかったのが残念であった。

ペリとは入れ違いになってしまったが、テントに戻ってまた横になっているようなので、大丈夫だろう。

前回述べたが、元旦はスーパーが開いていないので買い出しは出来ない、島に持って行った食材の残りがメインでの晩酌となった。ペリはまだ寝ている、このまま寝かせておこう。コンビニで仕入れたお正月料理は明日の朝、ペリと食べることにした。

〆にうまかっちゃんを食べ、焚火を楽しんだら我々も就寝。

走行距離:47.6km

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