■3日目(つづき)
それでは、島を探索します!
島にはこのような地図があるので、まず確認しておきます。十島村のHPにもありますよ。
まあ、小さな島です。スポットとしてはあまり多くはありませんが、細かく情報が書かれていて楽しい地図になっています。そして、この島はハート型ですね。
早く島を見て回りたいのですが、重要なことを忘れてはいけません。翌日のフェリーの手続きについてです。
島発の乗船券は各島で購入することになるのですが、島ごとに到着時間も違うため、各島で購入方を確認する必要があります。また、乗船券とバイクの手続きは別なこともあるので、それぞれ確認。
宝島ではバイクを含む手荷物は、前日に港で17:00〜17:30の間に受付をし、乗船券は前日の出張所が開いてる時であれば買えるみたいなので、まずは出張所へ。すると、あのセローがいました!ドキドキ。
出張所の方が不在のようで、電話で聞いてくれているところでした。
すぐに出張所の方が来たため、ここでは挨拶した程度。お互い手続きして購入完了。ついでにキャンプ場のことを聞くと、それはまた別の方らしく、夜にキャンプ場行くから設営しておいて良いよとのことでした。
それでは、我々はまずテントを張りに行くことにしましょう。地図では右上のあたり、開放感のある少し芝の伸びたキャンプ場です。
この後も色々なところで感じるのですが、観光向けのポイントでは芝や藪がボーボーなことが多かったです。自粛要請を解除したばかりなので仕方ありません。キャンプ場の場合は、火にさえ気をつければ、フカフカでむしろ悪くはありません。
そそくさと設営完了、探訪開始!
とりあえず時計回り、すぐに現れた道が素晴らしいね。南国の白い道と称しましょう!遠くには利尻島ではなく、小宝島が見えました。
続いては、宝島港に広がる青い海。程よい倒木があったので、女さんは桃白白ごっこ。
島に沿って走り、南端の荒木崎を目指すも、その手前には城之山牧場が広がっており、ゲートが出現。
地図にも通ったら閉めるよう書いてあったので、通っては良いと思ったのですが、念のため出張所に電話して確認。車両も入って良いと確認が取れましたので、オープン!
が、牛さんが陣取っていて開けられない(ゲートは押し開き)…。女さん、必死のお願い。
願いが通じたのが少し動いてくれて、セローが通れる隙間分は開くことができました。
しかし、またしても通せんぼ。牛さんたち、我々に恐怖心ないのか、動かん。知夫里島を彷彿とさせますね。
更には動かないどころか、セローを舐め始める始末。何か美味しいのかな。女さんも困惑している。
そろーり、そろーり、ちょっとずつ前進して、なんとか突破!
すると、、、
セロー!
どうやら、彼も同じタイミングでこの場所へ訪問しに来たようです。(我々が少しは通りやすくしてあげといたよ!)
あのセローが牛に苦戦しているうちに、素敵な道を走り切り、灯台へ到着!
写真を撮っていたら、セローきた!
改めてご挨拶し、一緒に歩いて灯台下まで。
お互い好き勝手撮ったりして、バイクに戻ると、バイク走行動画を撮らせて貰えないかとのご提案が。どゆことかと思ったらドローンで空撮をして貰えると言うではないか。
タンデムで走る動画なんて滅多に見れない上に、ここはトカラ。ありがたく了承、むしろお願い!って感じでした。
こちらは、頂いた動画から切り取ったものです。素敵すぎる!
本動画を含む、彼のYouTubeはこちらから!
ここで、ようやくちゃんと?した、会話をしました。
まずは、セローを並べての記念撮影。トカラの島でセローが並んだのは前代未聞ではないか?と、思う。
そして、ドローンのあたりから、名前はわからないけど、バイク乗りの島の空撮がTwitterのTLか何かで流れてきたことあるなと思い、伺ってみることに。
この方でした、saigouどん!フォロワー多いな…、と思っていたらFFなってくれて、動画も後で送ってくれるとのこと。(俺もさっき盗撮したやつ送ることにしよ。)
聞くと、彼もバイクでの離島旅にこだわりを持ってると言うではないか。トカラにセローで来てる時点でモノ好きだとは思ったけど。笑
プロフィールを見ると、離島を重点的に巡り始めて4年ほど?とは思えない数を巡ってるし!
我々は歴こそ長いけど、まだまだです…。2年の空白期間はありますが、愛車じゃない八重山諸島や青ヶ島を除けばこの頃から約7年ですね。
と、まあお話をしつつも、おそらくお互い島を見る時間も惜しいと思うので、走り出すことに。行けると思って先に行ったら行き止まりで、悪いことしたけど、Uターンを待って勝手に撮影した。
我々は再び牛さんと戯れていたり、あちらもセロー撮ったりしてて、なんとなくそれぞれ別れて牧場から脱出。まあ、また会うだろう。
次に目指したのは、島の高いところ。イマキラ岳の展望台を目指します。
途中、カッパちゃんのために落木を除去したりして。
最後は少しだけ階段を上りまして、展望台はトカラ馬を模したもの。ここにお金かけるんかいっ!
先ほどの灯台が見えます、ここから見ても良い道です!
パノラマだとこのような感じ、やはり草が多めでした。
きた道を戻りまして、続いてのスポットへ。観音洞という鍾乳洞です。宝島の由縁ともなった地です。ロマン!
中へ進んでみますと、中々の大きさです。結構奥まで続いているようですがこのあたりまでにします。暗いし汚れそうだし、何よりも”トカラハブ”が怖い。
トカラ列島の宝島と小宝島にだけ生息する固有種である、トカラハブ。沖縄のハブと違って、致死にはならない弱めの毒性のようですが、毒蛇であることに違いはありません。特に日の当たらないような湿ったところを好むようなので、この場所はズバリです。ヘルメット武装していますが、女さんは恐れて下には来なかったのであります。
外に戻り、海の方を見ると、岩の上に何だか獣影がいるような…?それよりも、この岩の形が宝島みたいな形してる!
この先の大間泊という海まで出れる道があったので、少し近づいて見てみると、、、
やっぱりなんかいる!まさかの牛なのか、トカラヤギか?どちらにせよ、なんだか降りれなくなっていないかと心配。
心配していると、何やら電話がかかってきまして、ヤマト運輸とのこと。ふるさと納税の品(音威子府そば)がクール便で、不在が続いてしまっていて保管期間を過ぎてしまう連絡でした。とりあえず実家に変更できて一安心し、獣影のことはすっかり頭から消えていました。
そんなことしていたら、17時が近づいてきているではないか。通りすがら、北側の大原牧場を見たりして港を目指します。
17:10に港に着きまして、無事に手荷物(バイク)の手続き完了。
これは、中々ナイスバランスなドラム缶。
港を後にするくらいに、saigouどんもやってきました。意外とギリギリ。
島では時間制約のことが多く、次に行くのは売店です。島内放送で流れてただけなので、うる覚えですが、この日の開店時間は17:00〜19:00とかだったかな。
ぱっと見は売店なのかもよくわからない佇まいですが、中は結構な品揃え。お土産も売っていたので、それらとビールを購入。ちなみに、おそらくこのお店が十島村No.1の規模だと思います。電子決済も使えまして、それもココが唯一かもしれません。
お店を漁っていたらsaigouどんもやってきまして、買った後に外でお話していると、この後は温泉に行くとのことで、我々も同じでしたので一緒に向かうことに。
施設内には、謎に筋トレマシーンもあったり。では、¥300/人を投入して、温泉へざぶん。こりゃいい湯です。熱さもちょうどよく貸切、saigouどんと島をテーマに温泉談議です。文字通り、裸の付き合いとなり、盛り上がってしまいまして、30分ほどで出ると女さんに伝えていたのですが、とっくに過ぎてしまってお待たせしてしまいました。
そろそろ、日の入りの時刻なので西側へと向かおうとなり、ここからは2台のセローでランデブー。
先ほども来た、大間泊へ来ました。
雲が厚くて夕陽は望めませんでしたが、雲の雰囲気はよく、撮影タイム。
なお、あの岩にはもう獣影はいませんでした…。どうやって降りた…。
やはり太陽は顔を出さないので、場所を変えてみます、こちらも先ほど通ったらところで。
saigouどんも同じところでキャンプとのことでしたので、真っ暗になる前にテントへ戻ることに。
町並みが見たかったので、お付き合い頂き、宝島小中学校、宝島郵便局、宝島へき地診療所に立ち寄りました。”へき地”というのがリアリティありますね。大事になるとヘリで搬送が必要でしょうし、島の医療についてはさぞ大変なことなのですよね。
結局暗くなってしまいましたが、無事にテントに戻りました。
まずは、向こうの灯のところに係の人いるのかな?と、思って行ってみることにしました。建物の名前は「夢ハウス」、宝の夢かな。
恐る恐る中に入ると、ムーディーな音楽が流れ、島の住人??な、赤い髪をした方が飲んでいる…。ん、ここは宝島、もしかして赤髪のナンタラクス!?
意を決してキャンプのことを聞くと、やはり係の方ではなく、〜さんはいないよ。と、言っていたのでお知り合いではありそうな。
中には大きなテントが張ってあり(シャ○クスの手前、写真は撮れず)、ここでも寝ていいんだよと言われるも、あなたがっ!いるっ!それは寝れる(物理的に)だけです。
ありがとうございます、お邪魔しましたと、後にしました。俗に言うヒッピーなのかな…?と、3人で話しながらテントに戻ります。
テントに戻って少しすると車で係の人が来て、無事に受付は完了(¥500/1人)。アンケートに答えたりしつつ話を聞くと、このキャンプ場をオンライン予約できるようにするとかなんとか…、凄いけどここはトカラ。その需要はどこに!?ちなみに、夢ハウスのテントはこの方が提供しているものでした。
それでは、夜ごはんの準備へ。初日なので生もの食材も本土で買ってこれているのです。しいたけが逆さまだ…。肉、美味しかった!
と、まあ我々はこんな食事をしているのですが、saigouどんはひたすらお菓子ともみじまんじゅうを食べているではないか。面倒なので、いつからか火器類すら持たなくなったみたい。ストイック!その割に荷物多くね?
こんな時世じゃなければ、お裾分けもできたけど、、、満足しているみたいなのでまあいいでしょう。お話しながら格差のある食事を共にしました。
翌朝?朝というか夜3時起きなので、お互い起きてこなかったら起こし合おうと約束して、床につくことに。
最後にトイレ行くタイミングで、星が少しでたので数枚だけ撮影して就寝しました。
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